00年代ファッションがもはや懐かしい『ミーン・ガールズ』を観てたまにはピンク色の服を着ようと思った感想

 じゃじゃん!今更言えない「実は見てなかった映画」シリーズです!まぁ私は超映画マニアってわけじゃないから、他にも観てない映画はいっぱいあるよ...。ところで『ミーンガールズ』と言えば「ピンク、ピンク、とにかくピンク」って感じのイメージ。

 

私はといえば、ピンク色、スカート、フリル、レースは通ってこなかったかも。わりとガチガチのシス女性なのに「女の子っぽくない」と言われてた10代の終わりごろを思い出しそうでなんとな~く避けてた超人気作品をいまさら観て見たけど、しっかり楽しめたよ。このころのリンジーローハンは童顔で可愛いな~。アマンダ・セイフリッドも可愛い~~。00年代前半のファッションも今見るともはや懐かしい~と萌えてしまった。ていうか「萌え」も、もはや死語かな...

概要

予告編


Mean Girls - Trailer

 

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 原題 "Mean Girls" (2004年のアメリカ映画)

 監督 マーク・ウォーターズ

 脚本 ティナ・フェイ

 製作 ローン・マイケルズ

 出演 リンジー・ローハン(ケイディ・ヘロン)

    レイチェル・マクアダムス(レジーナ・ジョージ)

    アマンダ・セイフライド(カレン・スミス)

    レイシー・シャベール(グレッチェン・ウィンナース)

    ティナ・フェイ(シャーロン・ノーバリー先生)

    リジー・キャプラン(ジャニス・イアン)

    ダニエル・フランゼーゼ(ダミアン・ライ)

    ジョナサン・ベネット(アーロン・サミュエルズ)

    ほか

あらすじ

「フォーチュン・クッキー」でブレイクした全米ティーンのアイドル、リンジー・ローハン主演の学園シニカル・コメディ。アフリカ暮らしが長く、高校で初めてアメリカの学校に入学したヒロインが、学園内に存在する様々なルールに戸惑い、いつしか学生同士の派閥対立に巻き込まれていくさまをコミカルに描く。監督は「フォーチュン・クッキー」のマーク・ウォーターズ。脚本は、女優業の傍らTV「サタデー・ナイト・ライブ」のメイン作家としても活躍する才女ティナ・フェイが担当。ちなみにタイトルの“ミーン”とは“意地悪な”という意味。
 ケイディ・ハーロンは両親が動物学者だったことから、15歳になるまでアフリカのジャングルで天真爛漫に育ってきた女の子。16歳にして初めてアメリカの学校に通うことになったケイディ。それまでは自分のことを“普通の女の子”と思っていたケイディだったが、初めての学園生活は右も左も分からず、戸惑うことばかりで周囲から浮きまくり。しかし幸いにもすぐに2人の友だちができ、ケイディは学園のはみ出し者的なその2人から色々なルールを学んでいく。そんな矢先、ケイディは学園でもっとも幅を利かせた女の子3人組に気に入られ、彼女たちのグループの仲間入りを果たすのだが…。

 

映画 ミーン・ガールズ - allcinema

 感想

 リンジー・ローハンって才能あったんだよね(遠い目)

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 保健体育の時間をサボって噂話

転入先で話しかけてきたのが「はみ出し者」のジャニスとダミアン。ジャニスはゴス(というかエモ系?)女子でダミアンはゲイ。転校生のケイディに親切にも「食堂で座るグループの勢力図」を渡し、ランチでは一緒に座ろうと誘ってくれる。絶対この2人と仲良くなった方がこの先の学校生活で安泰だろうに、学年の超人気女子グループ、通称プラスティックスのほうに吸い寄せられていくケイディ。わ、若さゆえの過ち~と思うけれど、このプラスティック・ガールのボス、レジーナ・ジョージに気に入られ、取り巻きとして認められる。好きな男の子が被ったので、友人のふりをして陥れようとするはずが、溶け込みすぎて気づいたら自分が傲慢なミーン・ガールになっていた...というお話。言ってしまえばディズニーチャンネルの人気スターだったリンジー・ローハンのために作られたアイドル映画だったと思うんだけど、ケイディが小生意気な娘っ子になっていく描写も手加減がないし、まわりの人物たちはコメディコメディしてて、展開が飽きさせないところがただのティーン映画と一線を画していていい感じ。思いを寄せる男の子とは適度に紆余曲折がありつつ最終的に100%ハッピーエンド、とか学年で嫌われてるのに顔と知名度が抜群ゆえミスコン的な催しでうっかり優勝してしまう、とか「そんなうまくいくわけあるかい」と突っ込みたくなる「お約束展開」は多少あるけれど、いまでもこの映画の人気が健在であることは頷ける。

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「セックスしたらクラミジアとSTDに罹って死ぬからな!するなよ!絶対するなよ!」

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「そのウィッグ何の毛で出来てるの?w」「お前の母親の胸毛だよ」

スマホがないので悪口はアナログに

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アイコニックな悪口ノート、通称”Burn Book” 

 

f:id:syrup23g:20181116122314g:plain固定電話のキャッチ機能を利用して陰口は巡り巡る

 

 スマホがないので悪口はピンク色のBurn Bookに、お互いの陰口は家の固定電話で...さすがに15年ぐらい前の映画なので、テクノロジー的には隔世の感がある。インターネットどころか折りたたみ携帯電話も出てこないよ。これがもう少しあとのティーンドラマになるとハンナモンタナ、gossip girl、さらに飛んで13の理由...とどんどんややこしくなるわけです。この頃は盗撮画像やらなにやらがインターネット空間に永遠に漂ったりしないからいいね。この映画で面白いのは口からついて出る悪態を”Word Vomit"と表現してるところ。直訳するなら「言葉のげろ」。「私はレジーナのことを憎むと同時に好かれだがった」という言葉のとおり、嫌いになればなるほど相手に執着し、相手をコピーし、尊大な部分がどんどん似てくる。そんな上京での止められない悪口の奔流を「『言葉のげろ』が出そう」と言う台詞にはなるほどと思った。願わくばゴミじゃない言葉を語れる人間になりたいね。なかなか難しいけど。

私があの子になれなくても

ここですこし昔の私の話を。大学で英文科に所属していた19歳ごろの私は「普通の女の子たちとは違うから」と本気で信じていた。「違う」という直感がどこからくるのか深く掘り下げることもなく。中堅私立大学の英文科というのは体感で女子2対男子8ほどである。講義室はうら若き女子たちが圧倒的な割合を占めている。みんなが着ているファッションはきれいめカジュアルで、トレンドのシルエットをとりいれつつ、女性らしさを強調した感じのふんわりした色使い。よく見る色はミレニアルピンク、ミルクティーみたいな淡いブラウン、デニムブルー、ワイン色。雑誌の系統でいうならnon-noとかMORE系。そんななかでひとり蛍光色のズボンを履き、マニックパニックで髪を赤く染めてた私は浮きまくっていたのである。周りからちょっと浮いてて、友達も数人しかいなくて、これといってやりたいことも見つからなければ洋服も本当に似合ってるのかよくわかってなかった私にとって「あの子たちとは違う」と学年の女子をやや下に見ることでアイデンティティを保ってたってわけ。そのあと数年かけて、「実は女も男も両方好きになるじゃん」と遅まきながら自分の傾向を発見し、自分のために化粧品選んだり似合う色の服をあわせるの楽しいな~と「他人から自分の心地よさ」基準で装いを選ぶようになったことで「あの女の子たちとの違い」を誇りにすることはなくなった。今は自分のこの服は好きで着てるんだから彼女たちの装いだってそれはそれでいいじゃん、という気持ち。価値観がぴったり一致しなくても、無理に仲良くしなくても、彼女らには彼女らの世界観があり、趣味があり、生活があるという想像力を持って女同士尊重すればもっと過ごしやすくなるということを知った。長くなってしまったけどリンジー・ローハン演じるケイディが学内ミスコンの表彰台でティアラをちぎって(!)会場にいる誰もがクイーンだと称賛するシーンにはそんなことを久しぶりに思い出す力強さがありました。

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私には全員がクイーンに見えます

ジェシカ・ロペスのドレスすごく素敵

エマの髪型も凝ってて可愛らしい

だからこんなもののために悩むのは間違ってる

ただのティアラなんだから...分けようよ

クイーンの王冠の一部をグレチェンに 

ジャニス・イアンに

そして背骨を折っても輝いているレジーナ・ジョージに

ここにいる全員にも(ここでティアラの破片をばらまく)

 「スクールカーストや校内の人気なんかとるに足らない、ひとりひとりが素晴らしいし、お互いを認め合って、自分の内面に向き合うべき」というメッセージを発している力強いシーンだと思います。こういうスクールカーストを否定して個性を重視する「みんなちがってみんないい」的な思想って00年代前半のエンタメ界隈だとまだ希少だった気がするんですけど(ハイスクールミュージカルやgleeはまだ出てこないし)、『ミーンガールズ』はその点で先進的な例だったのかもしれません。(ただ野暮なこというとあのティアラの素材ってどうなってんのさ...コンビニのちぎりパンかよ...)

【おまけ】00年代ファッションはHIT & MISS

 昨今のリバイバル旋風の影響で私もすっかり80年代、90年代ファッションに夢中。カラフルで、大胆不敵で、それでいてちょっとグラマラスなところが可愛いんだもん。それにくらべて00年代はどうでしょうか。私は93年生まれなので物心ついたころにちょうど00年代に突入した、いわゆるミレニアル世代なのだ。自分が小、中学生のころに流行ってたファッションって記憶があるぶん懐かしさはあるけれど、正直かなり妙ちきりんだったような気がする。というわけで勝手にファッションの感想も書きます。

f:id:syrup23g:20181115222455j:plainこれは普通に可愛い!土っぽい色合いのキャミドレスと胸元のジュエル(?)のギャップがいいね。アマンダはなんでも似合うね~。なぜKなんだろうと思ったけど普通にキャラクターのイニシャルだった。おバカ可愛いモブ...

 

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ちょっと小さいけど、左上の壇上に立ってるジャニスちゃんです。こういう恰好の子、いたいたw ハイカットスニーカーに謎のボーダーハイソックスを合わせる感じね。今見るとダサい...当時はコンバースのハイカットが一番おしゃれなスニーカーだと思ってました。まあコンバースは今でも定番だけどね。

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トイレでボッチ飯のリンジー・ローハン...じゃなくてケイディ。マルチボーダー柄のシフォン素材はいまでもこのまま着れそう。リンジー・ローハンって転落した元子役の典型的な例だと思う。演技の才能もあったし、顔も素朴な魅力にあふれていてかわいいのにこのあと唇にやりすぎなくらいヒアルロン酸打っちゃうし、コカイン吸入写真が報道されるし、飲酒運転で法廷に呼び出されるし、事実上、女優としてのキャリアは終わってしまいました。もったいないなぁ、2018年現在に活躍してる才能ある俳優たちも無理しない程度に末永く活躍してほしいものだわとしみじみしたところでこの記事も終わります。